小児科看護師が活躍する場
小児科について深く知っていくために、実際に小児科の看護師が活躍している職場について紹介していきます。それぞれの職場で働く際の注意点や特徴についても紹介していますので、自分が何をしたいのかなどと照らし合せて自分が働きたいと思える職場を探してみましょう。
小児専門病院
小児看護をもっと知りたいと思ったり、小児看護についてスキルをもっと上げたいと考えているのであれば小児専門病院がおすすめです。小児専門病院では小児科だけに特化している医療を行うため、小児専門病院で働く看護師やスタッフの人たちはとても高い志を持っていることが多いです。そのためこうしたスタッフに囲まれて仕事をすることで自分の意識改革や、スキルや知識を高められるはずです。
そして小児専門病院では高度な医療を専門としている施設を持つことが多いことも特徴です。NICUやGCUといった命に関わる重篤な状態の患者さんを治療するための施設などです。これらの施設は小児専門病院など大規模な病院しか持っていないことがほとんどです。そのためこのような高度な医療設備があるところで看護を行うことは小児専門病院でしか経験をすることができないともいえます。
総合病院
小児科看護師の多くはこの総合病院で働いていることが多く、小児科だけではなく幅広い経験をしたいと考えている人におすすめです。小児科は人気の高い診療科ということもあり、離職率が低いため求人が出にくいという点もあります。そして総合病院ですので、小児科を希望して転職をしたとしても他の科に配属になる可能性もあります。総合病院へ転職をすることを考えれば小児科で働きたいという意思をしっかりと伝えることが大切です。
小児科クリニック
小児科クリニックでは入院施設がないことが多いため、夜勤がないところで働きたいと考えている人におすすめです。しかしクリニックは小規模であるためスタッフも少ない人数で回しているところが多いです。そのため求人が見つかりづらく、常に空いているところがないか求人を確認しておくことをおすすめします。
保育園
保育園はもちろん保育士がメインとなる職場ですが、看護師を配置するように基準が設けられているため看護師が働く職場でもあります。しかしこの基準はあくまで基準であるため、現在は義務化されているわけではありません。そのため保育園に看護師がいないところがほとんどです。しかし徐々に看護師を配置するところが出てきていることから看護師の求人も増えてきています。
保育園で働くことを考えた場合には、病院でするようなレベルの医療行為がないため、体調管理や怪我を見るだけになる場合が多く自身のスキル低下につながってしまうこともあります。そのため病院勤務に戻るなどのことを考えれば保育園で働くことは慎重に考える必要があります。