やりがいを感じながらスキルアップも可能
看護師が働きたいと志望する人気が高い診療科に小児科があります。子供が好きという理由などで小児科を志望する看護師は多くいます。しかし実際に働き出してみると志望していた頃の理想とのギャップを感じやすい職場でもあります。相手が子供ということもあり、アクシデントの多い職場で予測がつかないことが起きやすく大変なことが多々あります。やっぱり小児科で働くのは大変かもと思ってしまうかもしれませんが、小児科で働くメリットややりがいについて紹介しますのでご参考ください。
子供とふれあえる
小児科で働くメリットといえばやはり一番になるのは子供たちとふれあえることです。他の診療科との一番の違いでもあります。小児科の看護師の仕事は看護だけではなく、子供たちと折り紙を折ったりして一緒に遊ぶことも仕事のひとつです。クリスマスや節分などの行事があれば子供たちがたのしめるようにイベントを企画することもあります。こうした病気に関する治療の他にも、子供たちとふれあって子供の心を明るくするためのイベントを行っていくことはやりがいやメリットということができます。
スキルの上達
小児科で取り扱う医療器具は子供に向けて使用するために作られているため、成人で取り扱う医療器具に比べて小さいです。例えば看護師がよく使う注射器も成人で使用するものに比べて注射針も短く小さいです。その小さい注射針を子供の細い血管に打たなければならないため、大人への注射よりも難しいといえます。
こうした環境下で仕事を続けていくことによって、医療処置スキルはどんどんと上達していきます。看護師を続けていく上でもっとスキルを磨きたいと考える人にとってはとてもやりがいになりますし、医療処置スキルを働きながら上達させられることは大きなメリットにもなります。
医療知識が広がる
小児科にいる患者さんは一般的に15歳までの子供です。診療科目で分けられる病棟とは少し異なり、15歳くらいまでの様々な疾患を持つ患者さんが受診しに来るため、それぞれの疾患を持つ患者さんの処置を行わなければなりません。そのためかなり幅広い領域をカバーしなければならないこともあり、医療知識はその分広く持たなければなりません。
しかし誰しもが最初からその知識を持っていたから働けたわけではなく、働きながらひとつひとつ知識をつけています。そのため小児科で働くことで幅広い医療知識を身につけることができるといえます。小児科で働くことでスキルを上げ、幅広い医療知識を身につけながら子供とふれあえることがメリットといえます。